よくある質問

日射計校正について
校正2015.07.07

日射計は、変換器を通して電気信号(DC4~20mA)を送るのが主となります。変換器に日射計を接続する際、個々の感度値を用いて出力スパンを調整し、0~1.43kW/m²の測定範囲を出力します。
しかし、経年劣化等により、日射計感度は出荷当初とのズレ(ドリフト)が生じることがあり、それに伴い測定範囲も差異が出ます。

弊社の校正は、日射計感度のズレを出荷時の状態に戻すのではなく、対象日射計の現在の感度値を再測定し、レポートと一緒にご返却となります。
再測定した日射計感度を、変換器の出力スパンで調整すると精度を正す事ができます。

校正(感度再測定)方法
1. ガラスドームのクリーニングを行います。
2. 基準日射計と対象日射計を並べ、上部より人工光源を照射させ、基準日射計の出力電圧により算出され
 た日射量をもとに対象日射計の感度値を測定し、出荷時の感度からどれくらい劣化しているかを校正に
 よって再測定します。

(校正日射計の出力電圧÷基準日射計の日射量=感度)

※校正(感度再測定)時に、初期(出荷時)感度より5%以上のズレが認められた場合は、何らかの異常が考え
 られるため、調査対象となります。