アルベドメータ

LPPYRA11スペクトラリーフラット・クラスAアルベドメータ LPPYRA05スペクトラリーフラット・クラスBアルベドメータ LPPYRA06スペクトラリーフラット・クラスCアルベドメータ

■ISO9060:2018、WMO準拠クラスA・B・Cアルベドメータ
■高感度出力、校正成績書標準付属

アルベドメータは、背中合わせの2台の日射計で構成されており、一方の日射計は上方(天空)に向けられ、他方の日射計は下方(地表)に向けられています。上方の日射計は地表に到達する入射全天日射量(直接放射+散乱放射)を測定し、下方の日射計は地表から反射される全天日射量を測定します。

デルタオームは以下の三つのモデルのアルベドメータを製造しています:

  • スペクトラリーフラット・クラスAアルベドメータ LPPYRA11
  • スペクトラリーフラット・クラスBアルベドメータ LPPYRA05
  • スペクトラリーフラット・クラスCアルベドメータ LPPYRA06

アルベドメータを構成する全ての日射計はISO9060:2018標準およびWMO(世界気象機関)が定義する仕様に準拠しています。

ふたつの日射計からの電気信号出力は直接データロガーや自動データプロセッサに送ることができます。アルベドメータを構成するふたつの日射計は同じ感度を持つように組み合わされています。

アルベドは入射する太陽放射に対する、地表に反射される太陽放射の割合です。

アルベド=反射全天放射
入射全天放射

アルベドメータを使用することにより、入射全天放射と反射全天放射の差から正味放射量を計算することができます。

デルタオームのアルベドメータはスペクトル域0.3~3.0μmの範囲で測定を行います。電源供給の必要はなく、通常10μV /(W/m²)に等しい電圧を発生します。

10mV
kW・m⁻²

アルベドメータを構成するすべての日射計は、ひとつひとつ個別に校正され、標準でWRR(世界放射基準)校正レポートと共に供給されます。デルタオームのこれらのアルベドメータは堅牢な構造で、いかなる天候条件においても屋外で使用できるよう設計されており、長期測定において高い信頼性を有しています。
大気に関するリサーチ、気象ステーション、気候学、省エネルギーリサーチ、光電池工場の生産性効率の分析、その他の日射量測定を必要とする用途にご使用下さい。

■テクニカルデータ

LPPYRA11 ※2LPPYRA05 ※2LPPYRA06 ※2
代表感度 ※16~11µV/(W/m²)6~12µV/(W/m²)5~15µV/(W/m²)
インピーダンス5~50Ω33~45Ω33~45Ω
測定範囲0~4000W/m²0~2000W/m²0~2000W/m²
視角2πsr
スペクトル範囲(50%)283~2800nm283~2800nm300~2800nm
動作温湿度-40~+80℃・0~100%RH
出力アナログ、µV/(W/m²)
接続8極M12コネクタ
重量約1.35kg約1.35kg約1.1kg
気泡水準器精度<0.1°<0.1°<0.2°
保護等級IP67
MTBF>10年
ISO9060:2018準拠仕様:
クラススペクトラリーフラット・クラスAスペクトラリーフラット・クラスBスペクトラリーフラット・クラスC
応答時間(95%)<5秒<10秒<20秒
ゼロオフセット:
a)対熱放射応答(200W/m²)<|±7|W/m²<|±10|W/m²<|±15|W/m²
b)対温度変化応答(5K/h)<|±2|W/m²<|±4|W/m²<|±4|W/m²
c)効果a)、b)およびその他の要因を
 含む総ゼロオフセット
<|±10|W/m²<|±15|W/m²<|±20|W/m²
長期非安定性(1年)<|±0.5|%<|±1|%<|±1|%
非直線性<|±0.2|%<|±1|%<|±1.5|%
余弦則応答<|±10|W/m²<|±18|W/m²<|±20|W/m²
スペクトル誤差<|±0.2|%<|±0.5|%<|±2|%
温度応答(-10~+40℃)<1%<1.5%<3%
傾斜応答<|±0.2|%<|±2|%<|±2|%

※1: 記載の感度は“代表感度”であり、アルベドメータの出力には個体差があります。
    ご指定により任意の代表感度での製品供給が可能です。
    例:日本国内太陽光発電用途では7μV/(W/m²)
※2: 重量を除き、すべてのテクニカルデータはアルベドメータを構成する二つの日射計の各個体に関するものです。

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