光・放射照度・光合成放射プローブ

LPPHOT03照度 LPPAR03光合成有効放射 LPUVA03UVA LPUVB03UVB

■保護用K5ガラスドームを備え、屋外測定用として設計
■DC4~20mA、0~10V、0~1Vアナログ信号出力機種も準備
■オプションで水準器付ベース、接続ケーブルを準備
■接続は標準M12コネクタ方式

LP□□03シリーズは屋外での光度、放射照度量の測定を目的として設計されたプローブで、近紫外線スペクトル域VIS-NIRにおける照度(lux)およびUVA、UVB、PAR域(400~700nm)の光量子束を測定します。μV(mV)出力のプローブは電源を必要としません。
出力信号はフォトダイオード端末のシャント抵抗を介して得られます。入射光パワーに応じて発生した光電流が電圧計で読取れる電位差に変換されます。PD(電位差)が分かると、校正係数(出力係数)によって測定値が計算されます。すべてのプローブは個別に校正され、その校正係数(感度)は各プローブ上にも表示されています。
電流出力DC4~20mA、電圧出力DC0~10V、DC0~1VおよびRS485 Modbus-RTU出力は電源供給を必要とします。UVB測定用プローブLPUVB03は電圧出力DC0~5Vでのみ供給可能で、電源供給を必要とします。
LP□□03シリーズのすべてのプローブは余弦則補正用ディフューザと保護用ガラスドームを備えています。プローブ本体のコネクタはM12オス4極(LPUVB03はM12オス8極)です。メスコネクタ付ケーブル(5mまたは10m)も供給可能です(オプション)。

■LPPHOT03
LPPHOT03は、面に入射する光束(ルーメン)と単位面積(m²)の比として定義される照度(lux)を測定します。光度測定プローブのスペクトル応答カーブは、明所視標準比視感度として知られている人間の目の応答カーブに近似しています。スペクトル応答におけるLPPHOT03と明所視標準比視感度の差は誤差f’₁で計算されます。プローブの校正は一次度量衡標準機関の校正を受けた照度計との比較によって行われます。校正要領はCIE文書No.69(”Methods of characterizing illuminance meters and luminance meters: Performance, characteristics and specifications, 1987”)に適合しています。プローブは屋外測定用として設計されており、CIE明所視フィルタ、余弦則補正ディフューザ、K5ガラスドームを備えています。出力はmV出力(感度に個体差あり)、電流出力DC4~20mA、電圧出力DC0~10V、DC0~1V、RS485 Modbus-RTUの何れかが選択できます。

■LPPAR03
LPPAR03は、400~700nmのスペクトル範囲において、1秒間に面に入射する光量子数と、単位面積(m²)の比を測定します。この量はPAR:光合成有効放射として定義されます。プローブの校正はハロゲンランプを使用して、特定のスペクトル範囲の、既知のスペクトル放射によって行います。プローブのスペクトル応答はわずかに温度の影響を受けます。
プローブは屋外測定用として設計されており、余弦則補正ディフューザ、K5ガラスドームを備えています。
出力はμV/(μmol(m⁻²s⁻¹))出力(感度に個体差あり)、標準電流出力DC4~20mA、標準電圧出力DC0~10V、DC0~1V、RS485 Modbus-RTUの何れかが選択できます。

■LPUVA03
LPUVA03は、UVAスペクトル範囲(315~400nm)において、面に入射する放射フラックス(W)と単位面積(m²)の比として定義される放射照度(W/m²)を測定します。新しいフォトダイオードの採用により、LPUVA03は可視および赤外光に対して不感です。
プローブの校正は、スペクトル干渉フィルタを通した、Xe-Hg(キセノン-水銀)ランプの365nmラインを使用して行います。測定は、デルタオーム校正センターに充てられた一次標準との比較によって行われます。プローブは屋外測定用として設計されており、余弦則補正ディフューザ、K5ガラスドームを備えています。
出力はμV/(W/m²)出力(感度に個体差あり)、電流出力DC4~20mA、または、電圧出力DC0~10V、DC0~1V、RS485 Modbus-RTUの何れかが選択できます。

■LPUVB03BLAV
LPUVB03BLAVは、UVBスペクトル範囲(280~315nm)において、面に入射する放射フラックス(W)と単位面積(m²)の比として定義される放射照度(W/m²)を測定します。スペクトル感度は、5nmのバンド幅(FWHM)で304nmに中心化されています。
全体放射は直達太陽放射と平面に入射する散乱放射の合計です。直達要素が拡散要素に優先する可視光帯域と対照的に、UVBのスペクトル域では、光は大気によって強く拡散され、ふたつの要素が同等になります。従って、これら両方の要素を正確に測定できることが測定器にとって第一義的な重要性となります。
プローブは屋外測定用として設計されており、余弦則補正ディフューザ、クォーツドームを備えています。

■LPPHOT03テクニカルデータ

代表感度0.5~1.5mV/(klux)
スペクトル範囲V(λ)リンク先ページ左下の図参照
校正不確かさ<4%
f’₁(標準カーブv(λ)適合性誤差)<6%
f₂(余弦則応答)<3%
f₃(直線性)<1%
動作温度-20~+60℃                            
インピーダンス0.5~1.0kΩ(mV出力機種)
出力スケーリングDC4~20mA出力4mA=0klux、20mA=150klux
DC0~10V出力0V=0klux、10V=150klux
DC0~1V出力0V=0klux、1V=150klux
RS485出力0~200klux
供給電源DC4~20mA出力DC10~30V
DC0~10V出力DC15~30V
DC0~1V出力DC10~30V
RS485出力DC5~30V

■LPPAR03テクニカルデータ
代表感度1.0~2.5μV/(μmol (m⁻²s⁻¹))
スペクトル範囲400~700nm
校正不確かさ<5%
f₂(余弦則応答)<3%
f₃(直線性)<1%
動作温度-20~+60℃                            
インピーダンス0.5~1.0kΩ(μV/(μmol (m⁻²s⁻¹))出力機種)
出力スケーリングDC4~20mA出力4mA = 0μmol (m⁻²s⁻¹)、20mA = 5000μmol (m⁻²s⁻¹)
DC0~10V出力0V = 0μmol (m⁻²s⁻¹)、10V = 5000μmol (m⁻²s⁻¹)
DC0~1V出力0V = 0μmol (m⁻²s⁻¹)、1V = 5000μmol (m⁻²s⁻¹)
RS485出力0~5000μmol (m⁻²s⁻¹)
供給電源DC4~20mA出力DC10~30V
DC0~10V出力DC15~30V
DC0~1V出力DC10~30V
RS485出力DC5~30V

■LPUVA03テクニカルデータ
代表感度70~200μV/(W/m²)
スペクトル範囲342~384nm(1/2)
330~393nm(1/10)
320~400nm(1/100)
ピーク365nm
校正不確かさ<6%
f₂(余弦則応答)<6%
f₃(直線性)<1%
動作温度-20~+60℃                            
インピーダンス0.5~1.0kΩ(μV出力機種)
出力スケーリングDC4~20mA出力4mA = 0W/m²、20mA = 200W/m²
DC0~10V出力0V = 0W/m²、10V = 200W/m²
DC0~1V出力0V = 0W/m²、1V = 200W/m²
RS485出力0~200W/m²
供給電源DC4~20mA出力DC10~30V
DC0~10V出力DC15~30V
DC0~1V出力DC10~30V
RS485出力DC5~30V

■LPUVB03BLAVテクニカルデータ
代表感度             6V/(W/m²)
スペクトル範囲301~306nm(1/2)
295.0~308.5nm(1/10)
290.0~311.5nm(1/100)
ピーク304nm
校正不確かさ<6%
f₂(余弦則応答)<6%
f₃(直線性)<1%
動作温度-20~+60℃                            
出力0~1W/m²
供給電源DC7~30V

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