クリーンルーム用PMトランスミッタ NEW

PMsenseCR(ISO14644準拠)微小粒子状物質トランスミッタ

■ISO14644に準拠したクリーンルーム環境計測
■ニーズに応じたフレキシブルな出力オプション
■高速応答、優れた長期安定性、メンテナンスフリー
■センセカ製ロガーとの組合せでクラウドモニタリング可能
■設定可能な測定インターバルがセンサ寿命延長
■レーザー光散乱方式による高速リアルタイム測定

製薬業界やハイテク産業などにおいて、クリーンルームは汚染への注意が非常に重要な環境です。必要な水準を満たすため、クリーンルームは常に注意深いモニタリングが求められます。PMsenseCRは、まさにこのようなアプリケーションに適したパーティクルカウンタです。
レーザー光散乱方式に基づいた測定により、粒子径に応じて微小粒子をカウント・分類し、ISO14644規格で定義されるクリーンルーム環境のモニタリングを実現します。
オプションのCO₂センサを内蔵したモデルの選択も可能です。
測定回路の動作は、継続モード(デフォルト)またはPMセンサの寿命を延ばすことができる周期インターバルモードから選択できます。周期インターバルはユーザー設定が可能です。
Modbus-RTUまたはASCIIプロプリエタリプロトコルのRS485デジタル出力を備えています。オプションで、0/4~20mAまたは0~10V(ご注文時要指定)の二つのアナログ出力が付加されたモデルもご用意しています。この二つのアナログ出力はそれぞれ独立していずれかの測定要素に紐づけることができます。5チャンネルで、フレキシブルな出力の選択が可能です。
AWS(自動気象ステーション)の製造者であるセンセカ・イタリア社には多くの、特に産業地域とそこに隣接する住居地域のユーザーから、AWSとの組合せが可能なPM測定器に対する要望が寄せられていました。同社が開発したトランスミッタPMsenseCRは、シンプルに手早く、特別なスタートアップの手間なく、AWSへの組込みが行えるよう設計されています。PMsenseCRはセンセカ社製データロガーHD33シリーズやModbus-RTU通信が可能な他のシステムと組合せて、スタンドアローントランスミッタとしても使用できます。
センセカ社製のAWSと組合せた場合には、大気中の微小粒子が危険なレベルに近づいたときに早期警告を発することも可能です。

テクニカルデータ

■テクニカルデータ
微小粒子
測定原理レーザー光散乱方式
測定対象微小粒子粒子径>0.3μmの微小粒子数(個)/m³
粒子径>0.5μmの微小粒子数(個)/m³
粒子径>1μmの微小粒子数(個)/m³
粒子径>2.5μmの微小粒子数(個)/m³
粒子径>5μmの微小粒子数(個)/m³
測定範囲<3.3×109個/m³
(このしきい値を超えると直線性が失われます)
測定微小粒子サイズφ0.3~10μm
最小検知濃度350個/m³
計数効率
(ISO21501-4準拠)
50%±30%、0.3μmにて
100%±20%、0.5μmにて
偽計数15分あたり<3
再現性粒子径>0.3μmまたは0.5μmの微小粒子数(個)/m³:<3%
粒子径>1μmの微小粒子数(個)/m³:<5%
粒子径>2.5μmの微小粒子数(個)/m³:<10%
粒子径>5μmの微小粒子数(個)/m³:<15%
センサの
ウォームアップ時間
約15秒
センサ寿命
(MTTF)
連続動作モード(デフォルト、1測定/秒)の時:10,000時間
5分周期動作モードの時:約5年
CO₂(PMBsenseCR…のみ)
測定原理二波長NDIR
測定範囲0~5000ppm
精度±(50ppm+測定値の3%)、25℃、1013hPaにて
応答時間<120秒(空気流速=2m/sにて)
長期安定性測定値の5%/5年
温度ドリフト1ppm/℃
一般仕様
出力RS485 Modbus-RTUまたはASCIIプロプリエタリプロトコル
PM[B]senseCR-Aのみ:2×アナログ0/4~20mA(RLmax=500Ω)、
ご要望により2×0~10V(RLmin=10kΩ)
供給電源DC7~30V
(0~10Vアナログ出力に対してはDC15~30V)
消費電力25mA:測定中、DC24Vにて
4mA:待機中(周期インターバル測定モードのみ)
※表記の消費電力はアナログ出力による消費電力を含みません
接続方法8極M12丸形コネクタ
動作条件-20~+70℃、0~95%RH(結露なきこと)、500~1500hPa
ハウジング材質ポリカーボネート
保護等級IP53、防雨型・耐UVエアフィルタ付入力部
外形寸法120×94×71mm(M12コネクタを除く)
重量約330g

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