WBGT指数(暑さ指数)無線データロガー(JIS B 7922)

HD35EDW1N7GTC.J - HD35EDLW1N7GTC.J

WBGT指数用無線データロガーはこれまでのWBGT測定器と違い、WBGT(暑さ指数)、温度、湿度、湿球温度、黒球温度の測定値を920MHzの無線通信で親機に送り、PCやクラウドでデータを管理することができるロガーです。WBGTの値は屋内用の演算値と日射のある場合の演算値の両方表示することができます。熱中症予防では警戒とされるWBGT28℃になると管理者にメールでお知らせをしたり、アラームモジュールと回転灯やアナウンスマシーンを使って熱中症予防の注意を喚起したりすることもできます。
DeltaOHMのWBGT無線ロガーは電池駆動で小型という点で、測定する場所を問わず、工事現場、公園、スポーツの場での一時的な測定など様々なシーンで熱中症予防の管理にご利用いただけます。DeltaOHM社のクラウドは無料でお使いいただけ、WBGTの公開用のページの作成する機能を備えており、ホームページにリンクを貼って公開することもできます。

本ロガーはJIS B 7922で規定されている測定方法で、温湿度プローブと黒球プローブを接続して測定します。これまでのJIS Z 8504、ISO7243で規定されている乾球温度プローブ、湿球温度プローブ、黒球温度プローブでのWBGT測定は湿球温度プローブの水がなくならないように水量を管理する必要がありましたが、JIS B 7922のWBGT(暑さ指数)測定では湿球温度に温湿度プローブを使うためその手間がなくなります。
測定には、ロガー本体に温湿度プローブHP3517TC2.□と黒球温度プローブを接続します。温湿度プローブを屋外で使用する場合は太陽光や輻射熱の影響を受けなくするためのフードHD9007A-3を取り付けて使用します。

*WBGTはWet Bulb Globe Temperature (湿球黒球温度)の略で、熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標です。

テクニカルデータ
温度
センサNTC 10 kΩ(25℃にて)
測定範囲-40~+105℃
分解能0.1℃
精度±0.3℃:測定範囲0~+70℃
±0.4℃:上記以外の測定範囲
安定性0.1℃ / 年
湿度
センサ静電容量型
測定範囲0~100% RH
分解能0.1% RH
精度15~35℃にて:
 ±1.8%RH:測定範囲0~85%RH
 ±2.5%RH:測定範囲85~100%RH
上記以外の温度範囲にて:
 ±(2+1.5%rdg)%
センサ動作温度-20~+80℃
黒球温度
センサPt100
測定範囲-10~+10℃
分解能0.1℃
精度1/3 DIN
安定性0.1℃ / 年
本体
無線周波数915.9~929.7MHz
無線周波数は設置する国によって異なります。
ご発注時要指定。
送信距離見通し距離にて:内部アンテナで300m
        外部アンテナで>500m
        (送信距離は、障害物や悪天候により減少することがあります。)
ロギングインターバル1、2、5、10、15、30秒/1、2、5、10、15、30、60分
電源供給内蔵3.6V塩化チオニルリチウム電池(Li-SOCl₂)、充電不可、電池サイズ単2形、2極Molex5264コネクタ
電池寿命約4年(リピータ無し、測定インターバル10秒、ロギングインターバル30秒にて)
動作条件-20~+70℃ / 0~100%RH 結露なきこと
外形寸法129×80×55 mm(プローブと外部アンテナを除く)
重量約250g
ハウジング材質ポリカーボネート
保護等級IP67

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