3次元超音波風向風速計(気象庁検定取得可)

HD2003風向・風速・方位・音響温度・温度・相対湿度・大気圧出力 HD2003.1風向・風速・方位・音響温度出力

■測定範囲0~70m/s、電流/電圧アナログ出力、ヒータオプション
■デジタルインターフェースRS232C/RS422/RS485/D/A変換
■気象庁検定付でのご購入も可能

 

超音波風向風速計とは
超音波風向風速計は、対向する一対の超音波トランスデューサ間を伝播する超音波パルスの伝播に要する時間を双方向で測定します。tAおよびtR時間の測定から、対向するふたつのトランスデューサが定める方向の風速成分を、下記の計算式によって求めることができます。
V=D/2・(1/tA - 1/tR) ※D=ふたつのトランスデューサの距離
※tA=前進伝播時間
※tR=後進伝播時間

この計算式により、風速が圧力、温度および湿度に依存しないことを示しています。
2次元超音波風向風速計(HD52.3D他)には二対、3次元モデル(HD2003)には三対のトランスデューサが使用されています。

HD2003、HD2003.1は超音波センサによる3次元風向風速計で、風速、風向、U-V-Wによる風速要素、瞬間風速、音速、音響温度を測定します。また、方位に関する出力も得られます。HD2003はHD2003.1の測定要素に加えて温度、相対湿度および大気圧の測定も可能です。

  • 風向風速の測定要素を多様な測定単位で測定、
    出力:風速、風向、U‐V‐W要素による風速、音速、音響温度
  • 付加的測定要素(HD2003のみ):温度、相対湿度、大気圧
  • 測定範囲の異なる5要素をアナログ電圧または電流で出力(標準)
  • 測定範囲の異なる追加12要素をアナログ電圧または電流で出力(オプションの拡張アナログ出力により)
  • 5種類の通信インターフェース:RS232C、RS422、RS485Modbus-RTU、RS485マルチドロップおよび拡張アナログ出力用AoXndモード
  • デジタルデータ出力の出力レート設定が可能
  • すべての出力値に対する平均化インターバルが1~60秒または1~60分で任意に設定可能
  • 生データ処理・評価アルゴリズムにより、風向風速測定値の精度±1%を実現
  • 高速デジタルサンプリングモードによる50Hzデータ出力、または高速アナログデータサンプリング5Hzおよび20Hz
  • 自己診断機能によるエラーチェックと報告
  • すべての測定要素と測定範囲において精度と信頼性が極めて高く、ユーザーによる付加的な校正は基本的に不要
  • フレキシビリティが高く、PCを介して様々な設定が簡単に行えるユーザー(初期設定)ソフト
  • RS232CまたはRS485によるユーザー設定のインターフェースおよびソフトウェアのアップグレード
  • 内蔵コンパスによる磁北への方位調整可能
  • 可動部がなく、メンテナンス、サービスコストが著しく低減可能
  • 堅牢で信頼できる構造により、過酷な環境条件における長期使用にも適しています
  • 優れた回路設計による低消費電力
  • ヒータ機能オプション:本体に内蔵されるヒータ機能により、超音波センサへの氷結・積雪を防ぎ、高精度の測定を保証します
  • オプションにてRS422通信用Full-Duplex4線出力可能

■テクニカルデータ
測定出力要素風向風速要素風向、風速、音速、音響温度、U-V-W成分
気象要素(HD2003のみ)大気圧、温度、相対湿度
方位調整コンパス、磁気方位角による
移動平均1~60秒/1~60分
超音波レート60Hz
風速測定単位m/s、cm/s、km/h
測定範囲0~70m/s(252km/h)
分解能0.01m/s
精度±1%rdg
風向測定範囲水平:0~360°、鉛直:±60°
分解能0.1°
精度±1°
音速測定範囲300~380m/s
分解能0.01m/s
精度±1%rdg
音響温度測定範囲-40~+60℃
分解能0.1℃
精度±1℃
コンパス測定範囲0~360°
分解能0.1°
精度±1°
デジタル出力測定データ風向風速および方位のデジタルデータ列
HD2003(上記要素に加えて):大気圧、温度、相対湿度
通信RS232C、RS422、RS485Modbus-RTU、RS485マルチドロップおよびAoXndモード
ボーレート9600~115200ビット/秒
出力レートノーマルモード(SLOW):1~3600秒
デジタル高速モード(FAST):50Hz 固定
アナログ出力出力数測定出力要素から5要素を選択出力
例:
① U-V-W-音速-方位
② 風速-水平-鉛直-音響温度-方位など
出力信号0~20mA、4~20mA、0~1V、0~5V、0~10Vまたは1~5V(ユーザー設定)
分解能最大14ビット
拡張アナログ出力(ご発注時指定により供給のICP DAS I-7024®モジュールにて)出力数最大12、全ての出力要素から選択
出力信号0~20mA、4~20mA、0~5V、0~10V
分解能最大14ビット
出力レートノーマルモード(SLOW):1~3600秒
アナログ高速モード(FAST):5~20Hz、ボーレートにより
供給電源電圧DC12~30V
消費電力<2W(代表値DC15Vにて110mA)
<6W(ヒータ付、環境温度-10℃以上)
ヒータヒータは自動温度制御により、雨や雪による超音波センサの氷結、センサ上の積雪を防ぎます。ご注文時にご指定下さい。

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